2026.02.11
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膵臓がんの不可思議な細胞分裂とは
膵臓がん細胞を1個ずつ分けて培養し、細胞の増え方を詳しく観察した、と発表した東京都健康長寿医療センター研究所老年病理学研究チームは「膵臓がん細胞の挙動は増えないもの、2個に分裂するもの、3個以上に増えるものなど多様であった」と述べています。つまり、こうした性質は膵臓がんの進行しやすさや治療の難しさと関係しているのではないか、ということです。ご存じのように、膵臓がんは極めて予後の悪いがんと言われています。本研究では、従来の解析のように多数の細胞をまとめて評価するのではなく、「1個のがん細胞がどのようにふるまうのか」を追求しました。そして、「1個から3個への増加」は、1個→2個→3個と段階的に分裂した結果 ではなく、1回の分裂イベントから同時に3つの細胞が生じる挙動であり、通常の対称分裂とは 異なる非標準的な分裂様式を反映していることが分かったそうです。この特異な分裂様式が明らかになったことで、「新たな治療標的探索や薬剤感受性評価にも応用が期待されるだろう」と結んでいます。
https://www.tmghig.jp/research/release/2026/0205.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

