2026.02.11
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音楽活動と「オキシトシン」の不思議な関係
「オキシトシン」のことをご存じですか?この神経伝達物質は、下垂体後葉から分泌されるホルモンで「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」と呼ばれています。さて、小学生女子のグループが、「ファシリテーター付きドラムサークル」という音楽活動に参加した後、彼らの唾液で検査したところ、参加しなかった人たちと比べ、唾液中のオキシトシンが上昇していることが明らかになったそうです。今研究を行ったのは、金沢大学医薬保健研究域医学系の研究グループです。具体的には、ドラムサークル未経験の小学生女子(9〜10歳)を対象に、友人グループと初対面グループの2群に分けて約20分間ファシリテーター付きドラムサークルを実施したそうです。その後、唾液サンプルを活動前・直後・終了20分後に採取し、オキシトシンを測定。その結果、友人グループはオキシトシンが有意に上昇。一方、コルチゾール(ストレスホルモン)には両者の差異は見られなかったとか。興味深いのは、初対面であっても「楽しかった」「リラックスした」といった主観的な感情にポジティブな変化が見られたというのですが、ただ「楽しいと感じること」と「オキシトシンの上昇」は必ずしも一致しないそうです。いずれにせよ、オキシトシンの増加は友人と参加した群においてのみ認められたことから、「既存の対人関係に基づく結びつきの状態が神経内分泌学的反応に影響を及ぼす可能性が示唆された」と述べています。
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

