2026.01.30
- ニュース
脳をヒントにAI学習モデルの構築 (AIは独り言で賢くなる)
私たちは知らず知らずのうちに「独り言」をしています。その時、頭の中では「思考の整理」や「意思決定」や「感情の変化」などが起こっているはず。しかし、こうした自己対話は人間に限らないというのです。沖縄科学技術大學大学院の研究チームは、AIも内なる言葉、インナースピーチを持つことで学習が向上する可能性があると述べ、インナースピーチとワーキングメモリを組み合わせることで、AIが学習能力を向上させる可能性があると発表しました。本研究では、AIモデルの記憶構造に着目。加えて、指示の保持から素早い暗算まで、システムが情報を短期間保持しながら活用できる能力のワーキングメモリの重要性を検証。その結果、複数のワーキングメモリスロットを備えたシステムは、順序の逆転やパターン再構築のような複雑な課題さえも見事に解決したといいます。さらに、そこに自己対話を行わせる「自己対話目標」を追加したところ、さらに課題が多いケースで性能が向上したといいます。本研究グループは、インナースピーチのような現象を探求し、そのメカニズムを解明することで人間の生物学や行動に関する新たな知見が得られると述べ、「そこで得られた知見は家庭用ロボットや農業用ロボットのような応用分野で活かすことができるだろう」と結んでいます。
AIは“独り言”で賢くなる | 沖縄科学技術大学院大学(OIST)
画像がプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

