2026.01.30
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菌血症とは?
菌血症と敗血症の違いがわかりますか?菌血症は、血液中に細菌が存在することで、一方敗血症は感染によって全身性の炎症反応が起こり、臓器障害を伴う状態だそうです。さて、北海道大学環境健康科学研究教育センター及び日本全国の8病院と3大学からなる多施設共同研究JA-BICAの研究グループは、「菌血症患者における『抗菌薬治療開始72時間以内の早期治療不応』を予測する新たな臨床スコアモデルを開発した」と発表しました。この予測モデルは、「患者背景や基礎疾患、感染症の重症度に加え、治療開始後の臨床経過に関する指標など、日常診察で取得可能な情報をスコア化している点が特徴だと述べています。実は、菌血症は臨床現場で頻繁に遭遇する重篤な感染症なのだとか。つまり、早期の適切な治療介入が求められるのです。加えて、抗菌薬開始後数日以内に起こる短期的な予後悪化を的確に予測することも重要なのだといいます。当プレスリリースによると、これまで、入院時点や入院後 24 時間以内に得られる限られた初期情報を用いて、抗菌薬開始後、早期に治療不応となる患者を予測するツールは確立されておらず、急性期の医師が早期対応の判断に苦慮する状況が続いていたそうです。本研究グループは、「菌血症治療に携わる診療医が、治療開始後早期の段階で治療方針変更を検討する際の意思決定を支援することが期待されます。今後は、本臨床予測モデルの外的妥当性の検証を進めるとともに『抗菌薬治療開始72時間以内の早期治療不応』の予測モデル研究分野のさらなる発展につながることが期待されます」と結んでいます。
https://www.hokudai.ac.jp/news/2026/01/post-2173.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

