2026.01.14
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詩歌の五七調はなぜ美しい?
日本語の詩歌にみられる5音と7音のリズムは、詩歌の「好ましさ」、「穏やかさ」、「美しさ」の評価を高めることがわかった、と発表したのは広島大学大学院人間社会科学研究科の研究チームです。「同じ音が一定の間隔で繰り返し現れる詩歌は、『激しさ』の印象を増す可能性も示唆された」とも述べています。今回、本研究では、日本語詩歌の音に注目し、どのような音の特徴を持つ詩歌が、好ましさ、穏やかさ、美しさの評価を高めるかを検証したといいます。具体的には、実際に存在する詩歌(新古今和歌集収録の和歌)を、あるいは実験者が作成した擬似的な詩歌を用いたそうです。本研究では5音と7音の繰り返しからなるリズム(韻律)と同じ音が句の最初に繰り返し現れる頭韻の有無を操作した詩歌の音声を提示した後に、日本語を母語とする参加者に主観的な評価を求めたとか。その結果、韻律のある詩歌では、好ましさ、穏やかさ、美しさの評価が高いことがわかりました。また、韻律と頭韻の両方がある詩歌は、韻律があって頭韻がない詩歌より激しい印象を与える可能性が示唆されたと述べています。本研究グループは、「日本語詩歌がなぜ千年以上も詠み継がれてきたのか」という問いに、「リズムが心地よいからである」と答えられるような、ひとつの証拠を示した、と述べ、「詩歌は耳で聴いて楽しむだけでなく、文字で読んで楽しむこともできます。今後は、音声での提示だけでなく、視覚的に提示した場合の評価についても検討していく予定です」と結んでいます。
【研究成果】詩歌の五七調が「美しさ」の評価を高める ~詩作やキャッチコピーへの応用に期待~ | 広島大学
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

