2026.01.14
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「絵本の読み聞かせ」は子供の発達に不可欠
「絵本の読み聞かせが子供の発達全般に好影響を与えることを解明した」と発表したのは、東北大学大学院医学系研究科小児病態学分野の研究グループです。絵本の読み聞かせ頻度が高いほど、3歳時点での発達スコアが5つの発達領域すべてにおいて高いことを明らかにしたと述べています。この5つの発達領域とは、①コミュニケーション(言葉による意思疎通)、②粗大運動(走る、跳ぶなどの大きな体の動き)、③微細運動(手先を使う細かい動き)、④問題解決(おもちゃの使い方を考えるなど)、そして⑤個人-社会(対人関係や生活習慣)です。加えて、「読み聞かせの頻度が高い家庭では、子どもおよび親のスクリーンタイム(スマホやテレビの試聴時間)が短い傾向を確認した」とも述べています。実は、これまで、読み聞かせが言語能力に良い影響を与えることは知られていましたが、運動能力や社会性を含む広範な発達領域への影響については十分に解明されていなかったといいます。今回、本研究では、環境省の子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)のデータを使用し、約3万6千組の母子のデータを解析したそうです。本研究グループは、「絵本の読み聞かせが単なる言語学習にとどまらず、運動や社会性を含む子どもの全般的な発達を促す可能性が示されました。また、絵本の読み聞かせは、発達に遅れが見られる子どもに対しても、家庭でできる有効な介入の一つである可能性が示唆されました。 現代社会ではデジタルデバイスの普及が進んでいますが、親子の対面での相互作用である『読み聞かせ』の重要性を再認識させる科学的根拠となることが 期待されます」と結んでいます。
絵本の読み聞かせが子どもの発達全般に好影響を与える... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

