港区立高輪いきいきプラザ

2026.01.14

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デス・リテラシーって何?

人間が最期まで安心して暮らせる地域づくり (コンパッション・コミュニティ)を進めるための重要な指標である、デス・リテラシー(終末期や死に関する実践的な知識と行動能力)を測定する尺度の日本語版およびその短縮版を開発した、と発表したのは千葉大学予防医学センターおよび北海道大学大学院医学研究院の研究グループです。このデス・リテラシーがなぜ重要なのでしょうか。なぜなら、終末期や死に関連するケアについて情報にアクセスし、理解及び活用するための実践的な知識やスキルだからです。残念ながら、日本は諸外国と比べて低水準だそうです。その理由ですが、当プレスリリースによると、「日本では国民皆保険制度や介護保険制度が整備されている反面、行政や専門職に任せきりになりやすく、市民自身が知識を得て動く必要性を感じにくい環境にあることが可能性として考えられること」そして、「死を忌避すべきものとして遠ざける現在の文化的背景も影響している可能性がある」と指摘しています。今回、日本版の開発にあたり苦労した点は、例えば「日本の文化や法制度に合わせるため、原版にある『注射の投与』という項目は、日本では一般市民が行えないため 『投薬管理や軟膏塗布』といった身近な介護行為に言い換えるなどの修正を行いました。これにより、日本の実情に即した測定が可能となりました」と述べています。本共同研究グループは、「本尺度が完成したことで、自治体や医療機関は『人生の最期を支える地域力』を客観的な数字で把握できるようになります。例えば、人生会議の啓発活動や、市民向けの介護教室を行った前後にこの尺度で測定することで、『イベントの効果があったか』『具体的にどの能力が伸びたか』を可視化できる」と述べ、この指標を活用し、地域全体で人生の最終段階を支え合う「コンパッション・コミュニティ」の形成に向けた具体的な支援策を提言していきたい、と結んでいます。

260108_pr2.pdf

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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