港区立高輪いきいきプラザ

2026.01.14

  • ニュース

早期乳がんと重粒子線治療

「早期乳がんに対する切除を行わない重粒子線治療の有効性と有用性を確認した」と発表したのは、量子科学技術研究開発機構です。当プレスリリースによると、乳がんは世界中の女性で最も多く診断されているがんだとか。早期乳がんのケースでは、ほとんどの患者が乳房の一部または全部を切除しているといいます。それに対して、重粒子線治療は、周囲の皮膚や乳房への影響を最小限に抑えられるメリットがあるといいます。そこで、本研究では、重粒子線治療による安全性を確認。「整容面(外見)」については再発により乳房切除術を受けた1例を除く全例で良好な状態が維持されたと述べています。つまり、手術を望まない患者にとって生活の質(QOL)が期待できることを意味します。本研究グループは、「今後は早期乳がんに対する根治治療の選択肢となるべくより大規模な臨床試験による検証が求められるだろう」と結んでいます。因みに、重粒子線治療とは、重粒子線(炭素イオン)を利用した放射線治療のことです。重粒子線治療では、陽子より12倍重い炭素粒子を用いているため、がん治療に適しているとか。すなわち、がん治療への線量集中性が高いことを意味します。ただ、保険適用となる疾患は早期肺がんや局所大腸がん(手術後の再発)など手術による根治的な治療が困難であるものに限られているので、ご注意ください。

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

早期乳がんに対する切除を行わない重粒子線治療の有効性と有用性を確認~手術を希望しない早期乳がん患者の新たな治療選択肢として期待~ - 量子科学技術研究開発機構

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む