港区立高輪いきいきプラザ

2026.01.07

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悪いことばかりを思い出してしまう脳の癖とは?

「記憶バイパス」という言葉を聞いたことがありますか?これは、物事の良いことよりも悪いことを記憶しやすいという脳の癖・偏りのことだそうですが、「ストレスに関連した精神障害として知られるうつ病や不安障害の患者、またこれらの障害の発症リスクをもつ健常者」でも見られるとか。ただ、「記憶バイアスはうつ病や不安障害の発症や悪化と密接にかかわっていることが長年指摘されてきましたが、これを和らげる介入プログラムの研究はほとんど進んでいなかった」といいます。そこで、富山大学、北里大学および国立精神・神経医療研究センター等は共同で、「記憶バイアスを和らげる新しい認知介入プログラム(CBM-M)を開発し、ストレス軽減に有効であることを世界で初めて示した」と発表しました。当プレスリリースによると、「このプログラムを実施すると記憶バイアスが和らぎ、ストレスからの回復力が高まるとともに代表的なストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が低下すること、また感情の制御や他者との良い記憶の想起にかかわる扁桃体と前頭眼窩皮質内側部との間のつながりが強化されることもわかったと述べています。実は、ストレスに関連した精神障害の心理治療には認知行動療法(CBT)をはじめとする心理療法の有効性が報告されているそうです。しかし、CBTを提供できる治療者数は需要と比べて依然として不足しており、患者さんからの利用可能性が限られている状況だそうです。今回の認知介入プログラム(CBM-M)は、CBTでは明示的に焦点化されない記憶の覚えかた(符号化)と思い出しかた(想起)という情報処理パターンのゆがみに焦点をあてた点で、精神病理の根本にある認知現象に直接的に働きかける、より効果的な予防・治療法を確立してゆくうえで重要な一歩となったといいます。本共同研究グループは、「CBM-Mが幅広い人々からのアクセス可能性を持つことを考慮すると、今後の発展が期待されます」と結んでいます。

悪いことばかりを思い出してしまう脳の癖を和らげる 新しい記憶介入プログラムがストレスを軽減させることを世界で初めて実証 ―ストレスに関連した精神障害の予防・治療に役立つ可能性― | 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター National Center of Neurology and Psychiatry

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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