2026.01.07
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ベッドマットレス下のセンサーで心不全リスクを検出
「ベッドマットレス下のセンサーで心不全リスクを検出」と発表したのは、産学共同で研究を行った信州大学医学部保健学科理学療法学専攻の研究グループです。「呼吸安定性を指標としたモニタリング技術の可能性がある」と述べています。本研究では、圧電式非接触(非装着/ベッド下設置)センサーを用いて心不全患者の夜間呼吸安定性を測定し、退院後1年間の再入院や死亡リスクを予測できる新たな指標を開発した、ということです。当プレスリリースによると、心不全の患者の場合、「心拍数や血圧といった従来の生体指標では、心不全特有の変化を十分に捉えられないという課題があった」といいます。つまり、心不全では呼吸不安定化が予後不良の兆候とされており、呼吸安定性を非侵襲的に測定できる技術は心不全特異的なモニタリングに有用であるということです。具体的には、入院中の心不全患者のベッドマットレス下に圧電式センサーを設置し夜間の呼吸パターンを取得し、「呼吸安定性が低い群と安定している群に分類」。そして、退院後1年間の死亡や再入院の発生を追跡した結果、安定性の低い群ではイベント発生までの期間が有意に短い結果であったといいます。すなわち、この結果から、「圧電式センサーによる呼吸解析が、心不全患者のリスク層別化に有効である可能性が示された」と述べています。本研究グループは、「今後は、日常生活環境でのモニタリングを通じて、心不全の遠隔管理を支援する技術としての応用が期待されます」と結んでいます。
https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/health/info/2025/digitalhealth202510.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

