港区立高輪いきいきプラザ

2026.01.07

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血圧と筋収縮の不思議な関係

「大動脈からの血圧情報が、筋肉(骨格筋)に分布する交感神経の反射反応を抑制し、筋力を低下させることを動物モデルで明らかにした」と発表したのは東京都健康長寿医療センター研究所の研究グループです。具体的には、2点あります。一つは、構造面においてふくらはぎの筋肉における運動神経、アセチルコリン(神経伝達物質)、交感神経、動脈を顕微鏡で観察したところ、動脈に沿って走行する交感神経の一部が枝分かれし、神経筋接合部に接していることが分かったといいます。もう一つは、機能面において運動神経を電気刺激することで生じるふくらはぎの筋肉の収縮力やふくらはぎの交感神経の経路から神経活動と記録し、薬で血圧を上げたときの影響を調べたところ、血圧を上昇させると筋収縮力は約7%低下して、血圧の上昇の程度に呼応して筋収縮力が低下することを突き止めたそうです。このことは何を意味するのでしょうか?当プレスリリースは、これまで血圧情報は血圧を調整するものとして理解されてきましたが、実は大動脈からの血圧情報は筋収縮力を調整する役割があると述べています。すなわち、血圧と筋収縮の相互作用は、日常生活の中で当たり前のように起こっているという訳です。本研究グループは、「老年期の増加するフレイルや転倒の病態メカニズムを理解し、新たな治療法に結び付けたい」と結んでいます。

<プレスリリース>大動脈からの血圧情報が交感神経の反射反応を抑えて筋力を低下させることを発見|研究成果|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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