2026.01.07
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ヒトiPS細胞を“そのまま”冷凍保存できる新技術とは
「シート状に培養したヒトのiPS細胞をそのまま凍結保存可能にする保存液の開発に成功した」と発表したのは、神戸大学大学院工学研究科らの研究グループです。当プレスリリースによると、「iPS細胞は人体のどの細胞からでも作成でき、様々な組織の細胞に変わる力を持っている」ということです。例えば、けがや病気で失われた心臓、神経、血液、筋肉などを作製することは可能です。しかし、その取扱いには高度な技術とコストが必要だとか。iPS細胞の凍結保存には、複雑な工程が必要で、自動化や大量生産に向かないことが課題だったといいます。そこで、本研究では、凍結前に細胞接着を弱める酵素を短時間だけ処理することで、細胞シートを壊すことなく細胞同士の結合を弱めることに成功しました。このことで「凍結ダメージ」を大幅に軽減したそうです。さらに、凍結保存後にiPS細胞が劣化するとがん細胞に変化する可能性があるのですが、今回開発した方法で凍結したiPS細胞シートは人体の他の組織に分化できることを確認しているといいます。本研究グループは、今回の成果によって、「患者個人へのオーダーメイド治療や創薬研究のスピードアップが可能になる」と結んでいます。
https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/20251218-67398/
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

