2025.12.19
- ニュース
地域とのつながりと犬の飼育
麻布大学獣医学部・介在動物学研究室及び立教大学現代心理学部の研究グループは、相模原市とその近隣自治体の住人377人を対象とした社会調査を行い、「犬の飼い主は飼っていない人と比べて、生活の中で繰り返し顔を合わせる『顔見知り』が数多くおり、その存在が町の一員であるという感覚、すなわち地域に対する所属感を高めていることを明らかにした」と発表しました。海外での先行研究を参考に、今回の研究では犬の飼い主は定期的な散歩で居住地の近隣を散歩すること、日本でも飼い主は、地域の人々と顔を合わせる機会が多くなり、顔見知りを増やしているという予測を元に行われたといいます。そして、実際に、「犬の飼い主は近隣に住む友人の数では飼い主ではない人と変わらない一方で、生活の中で繰り返し顔を合わせる相手がいる場合が多いこと、通りすがりの誰かとの偶然の会話が多いことが明らかになった」といいます。そのことは何を意味するのでしょうか。つまり、繰り返し顔を合わせる顔見知りの存在が、町の一員であるという感覚、すなわち地域に対する所属感を高めるのではないかということです。こうした効果は、残念ながら、猫の飼育、犬猫ではないペットの飼育では確認されなかったとか。本研究の成果は、犬の飼育(散歩)が、親密ではない他者との友好的な関係を保ちうる役割を果たす可能性を、実証的に示した初めての研究である、と述べています。
プレスリリース:地域における人間関係と地域への所属感をイヌの飼育が増進 | 麻布大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

