港区立高輪いきいきプラザ

2025.12.17

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競馬のムチ音を自動検出

競馬の騎手が手にしているムチ。馬のスピードを上げたり集中させたりするために使われますが、競馬ではムチ使用の強度や回数に制限があり、その確認はレース後に手作業で行われるそうです。そこで、筑波大学システム情報系の研究グループは、「高音質録音とAIとの組み合わせにより、ムチ使用音を自動検出する技術を開発した」と発表しました。「高周波成分の分析で精度が向上したことで、リアルタイム判定の実現可能性が高まった」と述べています。実は、動物福祉の観点から、「強すぎる使い方や規定回数を超えた使用はルール違反となり、レースの公平性の観点からも重視されている」といいます。当プレスリリースによると、「現在は、審判員がレース後に映像を見ながら手作業で確認していますが、このプロセスには時間がかかり、見落としの可能性もあることから、ムチ使用を自動で検出できる技術が求められていた」とのことです。本研究では、ムチを振った瞬間に生じる音」に注目。ムチの音は一瞬で、とても高い周波数まで含まれているため、一般的な録音では捉えきれないのですが、192kHzという高音質の録音を使い、「音の特徴と時間的な変化を同時に捉える深層学習『畳み込み再帰型ニューラルネットワーク』を用いて、ムチ使用時の音の特徴を学習させた」といいます。実際、日本国内の24レースから収集した音声データと620回のムチ使用音を学習させた結果、最も性能が高かったモデルでは約70%の精度でムチ使用を自動検出できたそうです。本研究グループは、この研究成果は、「競馬の公正性と動物福祉の観点に基づいた適正なムチ使用推進の一助になると期待されます。今後、より多くのデータ収集や、騒がしい状況でも安定して判断できるための改良などを進め、実用化を目指します」と結んでいます。

競馬におけるムチ使用音を自動検出する技術を開発 | テクノロジー・材料 - TSUKUBA JOURNAL

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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