港区立高輪いきいきプラザ

2025.12.10

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パーキンソン病と体重減少の謎

「パーキンソン病患者では体重減少の原因として体脂肪の減少が関与していることを明らかにした」と発表したのは、藤田医科大学脳神経内科学らの研究グループです。加えて、「糖代謝の低下と脂質代謝の亢進も明らかになった」と述べています。ご存じのように、パーキンソン病は、体重減少が高精度に見られるとか。しかしそれについて、今まで十分に解明されていなかったそうです。そこで、本研究では、「パーキンソン病患者の体組成と血液中の代謝物を包括的に解析し、「体重減少の背景にあるエネルギー代謝の特徴を明らかにすることに努めた」といいます。その結果、体重減少の背景に、糖代謝の停滞と脂質およびアミノ酸代謝の亢進が同時に生じる特徴的なエネルギー代謝異常が存在することが示されたといいます。本研究グループは、今後「これらの代謝変化が血液だけでなく脳においても起こっていることを検証したい」と述べ、「今回解明した代謝経路を標的とする治療や介入の開発につなげていきたい」と結んでいます。

パーキンソン病における体重減少の謎を解明:体脂肪の減少と、エネルギー代謝のシフトが関与 | 藤田医科大学

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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