港区立高輪いきいきプラザ

2025.12.10

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ALSと個別化治療

運動ニューロン病とは運動神経細胞がゆっくりと変性していく病気の総称で、そのひとつが筋萎縮側索硬化症ともいわれるALS。その発症原因は依然として不明だそうです。そこで、愛知医科大学、名古屋大学、慶應義塾大学らの共同研究グループは、患者の発症年齢の幅広いばらつき(20歳〜80歳代)に着目。発症年齢に関連する新規遺伝子としてGPM6Aを同定した、と発表しました。このGPM6Aは、中枢神経系に発現する膜貫通型の糖タンパク質で神経突起形成に関与しているといわれています。本研究では、GPM6Aの発現上昇がダルタミン酸放出を介して神経毒性を高め、発症を早める可能性を推察しました。本研究グループは、今回得た知見をALSの個別化治療の手掛かりにしたいと述べています。

日本人ALS患者の発症年齢に関連する新規遺伝子としてGPM6Aを同定-ALS発症時期の違いの背景を明らかにし、個別化治療の手がかりに-:[慶應義塾]

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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