港区立高輪いきいきプラザ

2025.12.03

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体内時計と「休眠」を誘導する脳内の仕組み

体内で24時間の生体リズムを刻む「概日時計」(いわゆる体内時計)がどのようにして「休眠」状態を適切に誘導しているのか、その体内メカニズムの詳細はまだよく分かっていないそうです。そこで、東京大学と大阪大学の共同研究グループは、「日長条件に応じて生殖休眠に入る昆虫(ホソヘリカメムシ)のメスを用いて休眠制御機構の研究を実施した」と発表しました。加えて、「休眠」状態への移行を制御する神経細胞を昆虫で発見した」とも述べています。すなわち、体内時計は正と負の制御因子によって構成されており、そのバランスが休眠制御細胞の活動性の切り替えに重要であることを見出したといいます。本研究グループは、「休眠」とは生物の厳しい季節環境下での生存を可能にする生命現象の一つである、と述べ、「今回、休眠誘導を制御する脳内の仕組みを明らかにしたことで、生物の柔軟な環境対応を支える生体システムの解明や人工的な休眠誘導への応用、発展が期待できるだろう、と結んでいます。

【研究成果】体内時計をもとに「休眠」を誘導する脳内機構の発見 ──季節に応じて休眠状態への切り替えを行う神経細胞群── - 総合情報ニュース - 総合情報ニュース

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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