2025.11.12
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胸腔鏡下手術が食道がんの新たな標準治療に
食道がんの手術は、これまで標準治療であった「開胸手術」と、より後遺症の軽い「胸腔鏡下手術」がありますが、その二つの手術の生存期間を比較するランダム化比較試験を多施設と共同で実施したと発表したのは国立がん研究センターらの研究グループです。そして、本試験の結果、「胸腔鏡下手術」が開胸手術に劣らない生存期間が示され、術後の呼吸機能も維持されていることが明らかになったと述べています。このことで、胸腔鏡下手術が食道がん手術の標準治療の一つになることが示された、とも述べています。因みに、2018年からロボット支援下手術が保険適用になりましたが、その有効性が十分には示されていないそうです。従って、患者の状況や治療を受ける施設の状況を判断した上で、治療方針を選択することが望ましいということです。
胸腔鏡下手術が切除可能食道がんの新たな標準治療に|国立がん研究センター
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

