2025.11.12
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パンデミックとその後の病院の受診状況
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの後、受診者の行動の変化がどうであったか、パンデミック前、パンデミック期、パンデミック収束後の3時点を比較し、「症状出現時の受療行動」の変化を明らかにしたのは、東京慈恵会医科大学の研究チームです。そこで分かったことは、「パンデミック期に大きく減少した診療所や一般病院への受診は、パンデミック収束後も完全に回復しておらず、パンデミック前の約6割にとどまっていることが分かった」ということです。因みに、救急外来受診は増加したそうです。ともあれ、「感染不安の持続、軽症時の自己判断、OTC薬などのセルフケア志向が背景にあるのでは」と述べています。本研究グループは、パンデミック後の受療行動の変化を正確に把握することは、プライマリ・ケア体制の構築や医療アクセスを確保するための政策立案の不可欠である」と結んでいます。
新型コロナ収束後も外来受診は回復せず パンデミック前の約6割に〜約3,000人を対象とした受療行動に関する全国調査〜 - 学校法人慈恵大学
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

