港区立高輪いきいきプラザ

2025.11.12

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漢字圏出身の日本語学習について

「日本に暮らす漢字文化圏出身の外国人にとって、平仮名表記の和語は理解に遅れが生じることを初めて実証した」と発表したのは東北大学大学院文学研究科らの研究グループです。「漢字圏出身の日本語学習者は漢字を手がかりに日本語を理解しているため、平仮名表記では意味理解が遅れるのに対し、和語でも漢字が含まれていれば理解しやすいことを、単語理解の反応時間を中国語と日本語で比較する実験によって明らかにした」と述べています。実は、現在は360 万人近くの外国人が暮らしており、とくに災害や行政に関する重要な公共情報の伝達において、効果的な方法を確立する必要があると指摘しています。すなわち、今後、文化庁・出入国在留管理庁で提唱する「やさしい日本語」の表記は、読み手の母語の文字に応じて調整する配慮が必要であると述べ、本研究成果によって「外国語の読解の効率性は、読み手の母語によって異なることを具体的に実証するもので、外国人向けの行政や教育等の案内でも、読み手の母語に応じて表記を調整する必要があるだろう」と結んでいます。

漢字圏出身の外国人は、日本語が上級でも「やさしい日... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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