港区立高輪いきいきプラザ

2025.11.12

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マウスの「痛み」をAIで判定

「人工知能(AI)を活用して、動画からマウスの痛みを自動的に判定する技術を開発した」と発表したのは、東京大学大学院農学生命科学研究科の研究グループです。加えて、「マウスの痛みをAIで数値化した」と述べています。具体的には、「人工知能(AI)の技術を応用し、マウスの『顔の表情』から痛みを自動で判定できる新しい解析手法を開発した」といいます。実は、これまでの動物実験では、痛みの有無を研究者が目視で観察して判断してきたそうです。ただ、「動物の顔の微妙な変化を人間の目で正確に見分けることは難しく、観察者の主観や経験により結果が異なることが課題であった」とか。本研究では、マウスの表情画像をもとに客観的かつ自動的に痛みを判定するアルゴリズムを構築。異なる刺激による痛みを正確に識別し、鎮痛薬の効果も数値化することに成功したといいます。本研究グループは、「人の主観に頼らない再現性の高い痛み評価法を実現し、動物福祉や創薬の革新に貢献できる」と結んでいます。

マウスの「痛み」をAIで数値化――マウスの表情から痛みを自動判定する新技術を開発―― | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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