港区立高輪いきいきプラザ

2025.11.07

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高齢者も増加傾向にある関節リウマチ

「免疫の異常により関節の滑膜などに炎症を起こして腫れや痛みを起こし、進行すると関節の破壊、変形から機能障害に至る病気」(日本リウマチ財団のHPより引用)が関節リウマチ(RA)です。主に手足の関節で起こりますが、内臓を侵すこともあるそうです。多くは3050代女性に発症する病気ですが、近年は高齢者でも発症するケースが増えているとか。「関節破壊は発症早期から月単位で進行し、RA患者に特徴的な自己抗体(抗CCP抗体)は早期から陽性を示すことなどが知られている」(時事メディカルの記事より引用)といいます。注意したいのは、若い人はゆっくり手指に症状が表れるそうですが、高齢者では突然の発熱のほか、手指、肩、膝など複数の関節に同時に症状が表れるケースがあるとのことです。さて、関節リウマチの原因ですが、実ははっきりわかっていません。免疫系(細菌などから体を防御するシステム)に遺伝子かウイルスかによる働きかけで何らかの異常が起こり発症するようです。上述の日本リウマチ財団のHPでは、「免疫系の異常で、関節の毛細血管が増加し血管内から関節滑膜(かつまく)組織にリンパ球、マクロファージなどの白血球が出現します。このリンパ球やマクロファージが産生するサイトカイン(TNFαIL-6など)と呼ばれる物質の作用により関節内に炎症反応がひきおこされ、関節の内面を覆っている滑膜細胞の増殖および、痛みや腫れを起こし、関節液が増加し、軟骨・骨の破壊が進んでいく」と説明しています。ただ、その治療法は日進月歩なので、標準的な治療が確立されて早期診断、早期治療により症状の進行を抑えることが可能になったといいます。何らかの異常を手足に感じたら、早めに専門医のいるリウマチ科で診断してもらってください。

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

関節リウマチ | 公益財団法人日本リウマチ財団 リウマチ情報センター 一般・患者様向け情報

 高齢者でも発症~関節リウマチ(東邦大医療センター大森病院 杉原毅彦准教授)~|トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

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