港区立高輪いきいきプラザ

2025.11.05

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血液検査で早期胃がんのリンパ節転移リスクを予測

「血液検査で早期胃がんのリンパ節転移リスクを予測する新技術を開発した」と発表したのは、東京科学大学大学院医歯学総合研究科 消化管外科学分野の研究グループです。「血液中のDNAメチル化レベルを解析し、治療前に早期胃がんのリンパ節転移リスクを予測できる分子診断モデルを開発した」と述べています。実は、「リンパ節転移のない早期胃がんは内視鏡的切除で治療可能ですが、治療前にリンパ節転移リスクを正確に評価することが難しく、多くの患者が不要な外科手術を受けている」という現実があるといいます。さらに言えば、「早期胃がんのうちリンパ節転移を認めるものは20%未満であり、リンパ節転移のない早期胃がんは外科手術ではなく内視鏡的切除で治療することが可能」なのだそうです。本研究グループは、早期胃がん患者から治療開始前に採取した血液検体を用いてバイオマーカー開発を行い、治療開始前にリンパ節転移リスクを予測できるリキッドバイオプシーモデルを開発しました。本研究の成果によって、今回開発したリキッドバイオプシーモデルを用いた早期胃がんの個別化医療への応用が期待される、と結んでいます。

血液検査で早期胃がんのリンパ節転移リスクを予測する新技術を開発 | Science Tokyo - 東京科学大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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