2025.10.29
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「月」を眺めて目の不調をチェック!
10月29日付時事メディカルに面白い記事が掲載されていました。「月の見え方で目の健康状態の変化に気付ける」と話すのは、北里大学の川守田拓志准教授(視覚機能療法学)。もし月がぼやけて見えれば近視。ぶれていれば乱視。まぶしいと白内障、などだそうです。「たまに月を見上げて、目の不調のサインを見過ごさないようにしたい」と川守田先生はアドバイスしています。とはいえ、なぜ「月」なのでしょうか?同記事によると、「大きさや明るさ、模様などが適するからだ」そうです。「三日月や上弦・下弦でも気付けるが、満月に近い大きさの方がより分かりやすい」といいます。天気が良く、空気が澄んでいれば、夜の月は輪郭までくっきりと見えるはず。したがって、対象物にしやすいということでしょうか。再び、同記事から引用すると、「月の表面は、白い鉱物が多い斜長岩の高地と、黒っぽい玄武岩でできる『海』と呼ばれる低地で構成され、この白と黒のコントラストが地球からは肉眼で模様に映る。日本では餅をつくウサギに例えられるが、これも見え方の指標の一つになる」というのです。因みに、白内障ですが、レンズの役割を果たす水晶体が濁ってしまうのがこの病気。そうなると、「光をまぶしく感じたり、視界がかすんだりする。月がまぶしかったり、三つ重なって見えたりすると、白内障などの可能性が出てくる」と述べています。ただ、かすんで見えるのは角膜混濁なども考えられるとか。ともあれ、見過ごしやすい目の不調を月でチェックしてみてはいかがでしょうか?
月眺めて、目の不調に気付こう~乱視や白内障のサイン~|トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

