港区立高輪いきいきプラザ

2025.10.24

  • ニュース

河川へ流れ出るプラスチックをAIで検出

環境省が発表した「令和5年度検討結果 日本の海洋プラスチックごみ流出量の推計」によると、日本からのプラスチックごみの海洋への流出量は推計11,000トン~27,000トンあったそうです。世界的には、海洋に流入したプラスチックは少なくとも約 2500 万 トンと見積もられているとか。ただ、全世界の海表面に浮かぶプラスチックの量はその一割程度に過ぎず、残りの行方不明になったプラスチックの動態把握が急務となっているとも言われています。さて、本題ですが、「陸から海への流出実態把握に新たな一手」と題し、「河川水面を撮影した動画から、流下するプラスチックを自動検出・分類・追跡するソフトウェアを開発した」と発表したのは、愛媛大学大学院理工学研究科らの産学協同の共同研究グループです。深層学習を活用した画像解析AIにより、河川を流れるプラスチックを検出・分類・追跡するソフトウェアを開発し、実際に「飲料ボトル、レジ袋、食品容器、その他プラスチック」の4種類を識別可能とし、河川の流速と各プラスチックの輸送量を同時に算定できると言います。本研究グループは、「この成果は、陸域から海域へと流出するプラスチックの実態把握に大きく貢献し、今後の環境政策の検討や対策の効果検証に資することが期待されます」と結んでいます。

河川を流れるプラスチックをAIで自動検出・追跡 | 愛媛大学 研究成果ストックサイト

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

 

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む