港区立高輪いきいきプラザ

2025.10.22

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眼の脳梗塞とは

網膜中心動脈が血栓によって閉塞することで発症する「網膜中心動脈閉塞症」。もしこの症状が出ると、血流が途絶えて突然見えなくなり数時間のちに不可逆的な視力低下に陥るといいます。いわゆる「眼の脳梗塞」です。今まで有効な治療法は確立されていないそうです。そこで、東北大学大学院医学系研究科眼科学分野の研究グループは、新しい治療法の開発のために「SJP0008」の安全性および有効性を評価するための治験を行いました。この「SJP0008」は、カルパイン阻害薬のことで、細胞内に存在するタンパク質分解酵素であるカルパインが過剰に活性化すると、細胞内のタンパク質を次々に分解し、組織の障害を引き起こすのだそうです。実は、この障害はアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患にも関連があるそうです。本研究グループは、「網膜中心動脈閉鎖症が有効な治療法がないことから、すでに厚労省から希少疾病用医薬品の指定を受けており、さらに新たな試験が実施されている」と述べています。

網膜中心動脈閉塞症の新たな治療薬開発へ ―医師主導... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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