港区立高輪いきいきプラザ

2025.10.08

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看護師の実践を向上させるためには?

「病院に入院している患者の転倒・転落発生率や死亡率を低下させるためには、医療従事者に対してエビデンスに基づく実践(EBP)を推進することが重要である」と、大阪公立大学大学院看護学研究科の研究チームは、看護師の EBP に関する知識・技術とEBPの実践との関係性が、組織のサポートによってどのように変化するのか、あるいはどのような要因が看護師の EBP に関する知識・技術の習得に関係しているかを検証するため、日本国内の病院に勤務する看護師を対象にアンケート調査を実施した、と述べました。その結果、EBPに関する知識・技術とEBPの実践との関係性は、EBPに対する組織のサポートが多いほど強くなり、逆にサポートが少ないほど弱くなることが明らかになったそうです。 さらに、修士号を有していること、 EBP教育の受講経験があること、研究の実施経験があることが エビデンスに基づく実践 に関する知識・技術の高さと関連していることが示されたということです。本研究チームは、「EBPを推進するためには、看護師個人の能力の向上だけでなく、組織のサポートが重要であること。今回の知見から、看護実践の質を向上させるためには、EBP教育の受講機会を確保するとともに、研究を継続的に実施できる職場 環境・支援体制の整備が重要であることを広めていきたい」と結んでいます。

-エビデンスに基づく実践(EBP)の定着へ- 看護師の職場環境や支援体制の整備が重要|大阪公立大学

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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