2025.10.08
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マダニが好む林縁とは?
野山や林などに生息するマダニ。咬まれるとウイルスがうつされて発症するマダニ媒介性感染症。特に怖いのはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)と言われています。10月1日付時事メディカルの記事によると、森林総合研究所の研究結果として「マダニの患者の発生場所が、森林と草地、畑、道路などが接する『林縁』や温暖な所に多いことが明らかになった」そうです。林縁とは、森林と開けた場所の境界で、温暖な場所のこと。そんなところをマダニは好むのだとか。それは、野生動物やマダニの生息域と人の活動域の接点になるからだそうです。人が活動すればターゲットの野生動物だけでなく、人へも寄り付きやすくなるという訳です。ともあれ、そのような場所へ出かける場合は、手足をしっかり覆う服を着用すること。加えて、マダニ対策の虫よけ剤を用意することをお忘れなく。
林と人里の境界に注意~マダニ感染症が発生しやすい所(森林総合研究所 飯島勇人主任研究員)~|トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト
SM