港区立高輪いきいきプラザ

2025.10.01

  • ニュース

要介護リスク軽減のため足腰の機能プラス手指の機能も鍛えよう!

「歩行や立ち上がりなどに必要な下肢機能の低下は要介護化の一因となる」という観点から下半身を鍛える必要性が強く訴えられていますが、日常生活では、食事、衣服の着脱、歯磨きといった手や指を細かく動かす機能も重要であることは言うまでもありません。しかし、「手指機能がどの程度低下していると要介護化リスクが高まるのか、その関連性を詳細に検証した研究はこれまでなかった」とか。そこで、筑波大学体育系の研究チームは、「約1000人の高齢者を対象に、最長14年間にわたる追跡調査を行い、手指機能と要介護化リスクとの関連を検証。その結果、手指機能が低い人は、高い人に比べて要介護化リスクが高いことが分かった」と言います。さらに、手指機能が一定水準(例:15秒間に〇印を21個付けられる)を下回ると要介護化リスクが高まることが分かったそうです。「丸付け課題は、自宅でも数字一覧表などを用いて実施できるテストですので、15 秒間で 21 個以上丸が付けられるかチェックしていただき、これを下回る場合は、普段から手指を動かすことにも気を配る必要がある」とアドバイスしています。本研究チームは、今回の研究成果によって、「健康寿命の延伸には、これまで注目されてきた下肢機能だけでなく、細かな日常生活動作に必要な手指機能も重要であることが示唆された」と述べ、「この知見を生かし、地域の介護予防の現場や自宅で実施可能な手指機能の維持・改善プログラムの開発を目指します」と結んでいます。

足腰の機能に加え、手指を巧み動かす機能も健康寿命のカギとなる | 医療・健康 - TSUKUBA JOURNAL

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む