2025.09.29
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環境保全に役立つ食品包装フィルム
プラチナごみが大量に海に流出し、海を汚染し、海洋資源に深刻なダメージを与えていることは、周知の事実です。こうした背景から、近年タンパク質(コラーゲンやゼラチン)などの再生可能なバイオポリマーから製造される包装素材が開発されている中、長崎大学海洋未来イノベーション機構らの研究グループは、「天然の高分子多糖類キトサンとポリフェノールの一種である天然色素クルクミンを配合した環境に優しい食品包装フィルムを開発した」と発表しました。このことで、食品産業における新たな包装として使用できる可能性が示唆されたと述べています。本研究グループは、「今後の研究では、実際の包装におけるフィルムの実用性、賞味期限延長効果、および安全性について解析を行っていきたい」と結んでいます。
環境に優しい食品包装フィルムの開発 ―キトサンとクルクミンを配合した紅藻多糖フィルムの特徴と機能性―|長崎大学
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM