港区立高輪いきいきプラザ

2025.09.26

  • ニュース

食生活と骨折リスクの深い関係

「朝食抜き・遅い夕食の習慣は骨折リスクを高める可能性がある」と発表したのは、奈良県立医科大学糖尿病・内分泌内科学らの研究グループです。1100万人のデータ解析で食習慣との関連を初めて明らかにした、と述べています。つまり、高齢者にとって大きな課題である「骨粗鬆症性骨折リスク」の上昇と関連していると言います。実は、これまでに、骨粗鬆症による骨折リスクは、「運動・飲酒・喫煙などの生活習慣」と密接に関連していることが知られていますが、朝食を抜くことや夕食を遅い時間に摂るなどの食習慣との関連については、ほとんど明らかにされていなかったとか。そこで、本研究では、「朝食抜きと遅い夕食の食習慣」を含むさまざまな生活習慣と骨粗鬆症性骨折の関連を解析したところ、骨粗鬆症性骨折リスクに関しては、朝食抜きが18%増加、遅い夕食が8%増加。さらに朝食抜きと遅い夕食習慣を併せ持つ人は、骨折リスクが23%増加したそうです。因みに、骨折リスクは、喫煙が11%増加、運動習慣なしが9%増加、不十分な睡眠が5%増加という結果が出ました。詳細については、当プレスリリースをご参照ください。本研究グループは、「これらの結果から、骨粗鬆症は生活習慣病の一つであり、その予防には食習慣を含む悪い生活習慣を一つでも減らすような総合的な生活習慣の見直しが、骨折予防につながることが示唆される」と結んでいます。

朝食抜き・遅い夕食の習慣は骨折リスクを高める可能性がある | 奈良県立医科大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む