2025.09.17
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気象病は病気じゃない?
梅雨時に話題になる「気象病」ですが、台風シーズンのこれからも注意が必要です。気圧や温度、湿度など様々な気象変動によって、不調を起こすのが「気象病」だからです。特に慢性的な痛みがある方は、悪天候に直接影響を受けると言われています。第一三共ヘルスケアのHPによると、京都大学が行った研究で関節リウマチ患者のデータベースを用いた調査から、関節痛のある方はその症状が悪化すると報告されています。ただ、気象病は正式には病気とは認知されていないのだそうです。問題なのは自律神経だとか。これが気象病の原因に大きく関係しているようです。なぜなら、ヒトの体は気圧が変化すると自律神経の一つである交感神経が活発になり、体の反応が敏感になると、痛みを感じる神経が刺激されて様々な症状が現れると言われています。例えば「片頭痛」、「めまい」、「肩こり」、「全身の倦怠感や疲労感」など。ここでもうひとつ注目したいのが「腸内環境」。当HPに教えられたのですが、自律神経のバランスを整えるためには腸内の「セロトニン」と呼ばれるホルモンが重要のようで、腸内環境を整えることイコール自律神経を整えることなのだとか。加えて、体を動かすこと、良質の睡眠、そして入浴によるリラックスなのだそうです。もちろんストレッチや頭や首のマッサージも効果があります。因みに、気象病になりやすい人は、気圧の変化に敏感な人、姿勢の悪い人、寒暖差に弱い人など。ともあれ、体の不調だけでなく、イライラやストレスなど心の不調にも気を配ることが大切なようです。
SM