2025.09.10
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ロボットを用いて、うなぎの運動を解明
ウナギが身体を波状にうねらせて動くことはよく知られていますが、たとえ脊髄が一部損傷しても水中を泳ぐことができ、でこぼこした陸上でも移動できるという優れた運動能力を持っているそうです。 その理由は、脊髄内の中枢パターン発生器(CPG)と呼ばれる神経回路網によって制御されているとか。このCPGは、「歩行や遊泳などの運動におけるリズミックなパターンを生み出すことができる神経回路網を指し、脊椎動物では脊髄に存在する」とのこと。そのように解説するのは東北大学学際科学フロンティア研究所らの研究グループ。本研究では、「身体に備わる『伸展感覚』と『圧力感覚』の二つの感覚フィードバックを統合した神経回路モデルを提案し、このモデルが水中遊泳と障害物がある陸上移動の両方に有効であることをシミュレーション・ロボット実験により世界で初めて実証した」と発表しました。そして、今回の研究成果によって、「動物の運動制御の原理解明に貢献するとともに、タフに動くロボットの開発への応用が期待される」と結んでいます。
ウナギが水中も陸上も泳げる仕組みを数式とロボットを... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM