港区立高輪いきいきプラザ

2025.09.10

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もし犬や猫のようなペットに咬まれたら?

近年クマによる人的被害が報告されていますが、身近な動物に咬まれてけがをした場合の対処法についてヨミドクターに記事が掲載されていて、国際医療福祉大学医学部教授(救急医学)の大塚洋幸先生がいくつかの事例を紹介していました。当記事によると、比較的多くみられる事例の一つとして、犬や猫などのペットによるけががあるそうです。「動物の口内には雑菌が多く存在しています。そのため、かまれた傷から細菌やウイルスに感染する恐れがあります。野生動物だけでなく、ペットも注意が必要です。ある統計では犬にかまれて受診する例が猫の10倍近くあるといわれていますが、感染が重症化する例は猫の方が多いです」とのことです。では、咬まれた時の対処法はどうすればよいのでしょうか。大けがでない場合、上述の大塚先生は次のようにアドバイスしています。「自分でできる対処としてはまず止血です。服の上からのけがで患部が分からない場合は、服を脱いだり切ったりして、出血している部位を押さえてください。おおむね血が止まったら、感染予防のため、水でよく洗い流します。流水で5分以上流すのがポイントです。その後は、氷などで布の上から冷やして、腫れを予防してください」とのことです。そして、もしかまれた場所がすごく腫れてきたり、痛みが全然引かない、あるいは症状が悪化していると感じた場合はすぐに受診してほしいとアドバイスしています。なぜなら、感染の重症化を防ぐには、感染源の除去、破傷風予防、抗生剤投与など早期の適切な治療が重要であるといいます。特に注意したいのは、「糖尿病の人やステロイドを内服している人、抗がん剤治療で免疫が低下している人など、基礎疾患や治療中の病気があると、感染症がひどくなりやすい」とか。時間がたつと感染部位が広がって重篤化してしまうことがあるので、やはり自己診断はせず早く受診することが大切のようです。

外傷なくても肺破裂「クマは追い払った!」と胸を張る男性 動物に襲われたら…救急要請すべき二つのサイン | ヨミドクター(読売新聞)

SM

 

 

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