2025.09.03
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紫外線で壊れたDNAを直すには?
紫外線で壊れたDNAを光で修復する酵素の反応過程を詳しく解析したのは、兵庫県立大学大学院理学研究科らの研究グループ。DNA損傷は細胞にとって有害だと言われています。そのため多くの生物は酵素を使って修復を行いますが、修復には2回の光吸収が必要だそうで、特に最初の光によって生成される「反応中間体」(化学反応の途中で一時的に存在する分子)の正体は不明だったとか。本研究は、光によって損傷DNAを段階的に修復するという酵素反応の核心を分子レベルで解明した点で、世界初の成果であったと述べています。そして、「将来的な光誘導型DNA修復ツールの開発に向けた基礎知識としても貢献するものである」と結んでいます。
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM