2025.09.03
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武士の礼法で脚力強化
「武士の日々の所作で脚力強化」と発表したのは東北大学大学院医学系研究科らの研究チーム。「礼法に基づくしゃがんで立つ動作を用いたトレーニングを3カ月間実施すると,脚筋力が平均25%以上向上することを確認した」と述べています。1日わずか5分で高齢期の筋力低下を防ぐことができるという訳です。この礼法とは、「反動をつけずにゆっくりしゃがんで立つ動作」のこと。日常生活に取り入れやすいため、高齢者の筋力低下予防に有効であるといいます。実は、筋力低下は上半身よりも下半身に顕著に表れやすいとか。かつては、畳での生活が多く正座は当たり前、また和式トイレの使用などしゃがむ動作が多くあったことはご存じの通り。反動をつけずにゆっくりと行うことは一見効率の悪い動作に見えますが、実は足腰の力を保つ工夫でもあるそうです。因みに、武士の礼法では「立つ・座る・歩く」といった日常的動作を反動をつけずにゆっくり行うのが基本です。本研究グループは、「日本の伝統的な動作である礼法が健康に与える効果を科学的に評価した点は大きな意義がある」と結んでいます。
武士の日々の所作で脚力が強化する 1日わずか5分で... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM