2025.09.03
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「動物福祉」に関する日英の比較
「動物福祉」という概念があるそうです。これは、「動物の精神的、身体的状態」と定義され、英国で始まったとか。この概念には5つの自由という基本原則があります。すなわち、「飢え、渇きからの自由」「恐怖、抑圧からの自由」「不快からの自由」「痛み、怪我、疫病からの自由」そして「正常な行動を発現する自由」です。さて、北海道大学OneHealthリサーチセンターらの研究グループは、日英両国の動物福祉への考え方の差異や共通点を調べたところ、その結果概ね共通の認識を持っている一方で、「正常な行動を発現する自由」への考えが異なっていることが分かったそうです。すなわち英国は「動物の行動」により着目しているというのです。本研究グループは、「英国と日本の共通点・差異を社会科学的に可視化することで、議論の一助となる客観的データ提供した」と述べています。
新着情報: 動物福祉に対する態度を日英で比較~日本の獣医師は英国よりも動物の行動を重視しない傾向~(One Healthリサーチセンター 特任助教 大谷祐紀)
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM