2025.08.13
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高齢者の塩分補給について
連日暑い日が続いていますが、「熱中症を防ぎ血圧を健康に保つための、水分と塩分の正しい摂り方について日本高血圧学会は、「塩分を取りすぎないように」と注意を促しています。汗をかけば塩分は出ますが、日本人成人の食塩摂取目標量は、1日当り男性は7.5 グラム未満、女性は6.5グラム未満です。従って、食事から十分な食塩をとっていることになります。 ここで、特に注意したいのが、高血圧の方です。1日6グラム未満が摂取の目安。従って、「大量に汗をかいた場合でも、普通の食事を取っていれば塩分を増やす必要はない」というのが日本高血圧学会の見解です。「屋外での作業や運動で大量に汗をかいた場合でも、普通の食事を取っている方は塩分を増やす必要はない」とも言い切ります。 加えて、もう一つ注意したいのは、スポーツドリンクや経口補水液は、大量に汗をかいた時や脱水症状には大変役立ちますが、それらには糖分だけでなく多くの塩分も含まれています。実際、スポーツドリンクは、500mlで食塩相当約0.5グラム、経口補水液は、500mlで食塩相当約1.5グラムなのだとか。すなわち、「高血圧で薬を飲んでいる方 」「心臓や腎臓の病気がある方」「普段から減塩に取り組んでいる方 」はスポーツドリンクや経口補水液を飲む前に必ずかかりつけの医師に相談してほしいと述べています。最後に、「温度計で部屋の温度を確認し、エアコンを適切に使うこと」「のどが渇いていなくても、定期的に水分を取ること 」そして、「食欲がない時も、工夫して必要な栄養を取るようにすること 」をお忘れなく。詳細については、日本高血圧学会ウェブサイト「夏の日常生活における水分と塩分の摂取について」(https://www.jpnsh.jp/general_salt_01.html)をご覧ください。
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM