2025.07.30
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クラフトビールと肝機能促進
クラフトビールの話です。ネットなどで検索すると、クラフトビールとは、小規模な醸造所で、こだわりをもって造る多種多様なビールを指すのだとか。実際、日本国内には700ヶ所を超えるビールの醸造所があり、多種多様なクラフトビールが製造販売されているようです。さて、本題ですが、「肝機能の促進効果が知られているアミノ酸のオルニチンを多く産生する酵母の育種に成功した」と発表したのは、奈良先端科学技術大学院大学研究推進機構発酵科学研究室らの研究グループです。この新しい酵母を用いて健康イメージをアピールできるクラフトビールの商品化が実現した、ということです。「オルニチン(Orn)はシジミやシメジなどに多く含まれるアミノ酸で、肝臓の解毒作用やアルコール性疲労の 抑制効果などが知られており、クラフトビールに含まれるアルコールの分解を助けることが期待される」といいます。今後は、オルニチンの生合成に関与する酵素のアミノ酸置換が酵素の機能に及ぼす影響を詳細に解析し、そのメカニズムの解明を進める予定だそうです。
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

