港区立高輪いきいきプラザ

2025.07.16

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AIで骨粗鬆症を早期発見

AIで骨粗鬆症を早期発見」と題し、「AI骨粗鬆症診断補助システム」を開発したと発表したのは、東京大学大学院医学系研究科の研究グループです。今回開発したシステムは、「骨がもろくなる骨粗鬆症を早期に発見するため、腰のX線画像を用いて、腰と足のつけ根の骨の密度を人工知能(AI)で同時に調べるシステム」であると述べています。ご存じのように、骨粗鬆症は、骨折するまで自分では気づきにくく、検査機器の普及率も低いため、多くの人が治療を受けられていないのが現状のようです。もし転倒などで骨折すると、要介護や寝たきりの大きな原因となるだけでなく、寿命にも関わることがあるため、早期発見と予防的な治療は不可欠です。本研究の成果によって、「骨折する前に病気を見つけて治療を始めることができれば、高齢者の健康寿命の延伸に大きく貢献することが期待できる」というわけです。因みに、本研究グループは、腰以外にも、健康診断で撮影される胸部X線画像や、整形外科で撮影されることの多い膝や頸椎(首)などを対象としたAI技術も開発しており、全身のX線画像を活用した多角的な骨の健康評価の可能性が広がっているということです。

プレス発表|東京大学医学部附属病院

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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