2025.07.16
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腫瘍内血管を破壊する新たながん治療とは?
がん治療は常に日進月歩の進歩を遂げていますが、中でも分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤など薬物療法は目覚ましい発展を遂げているといいます。ただ、同時に多くの薬物療法において、「薬剤耐性」が問題になっていることも事実です。そこで、金沢大学医薬保険研究域薬学系らの研究グループは、「ナノ粒子を用いて腫瘍内の血管を破壊する新しいがん治療法の開発に成功した」と発表しました。すなわち、「腫瘍血管を破壊することで、がん細胞への栄養供給を断つ」という試みです。本研究グループは、「腫瘍血管を標的とする脂質ナノ粒子を併用することで腫瘍血管を選択的に破壊できる」と述べています。この治療効果ですが、既存の血管破壊剤などよりはるかにすぐれているそうです。今回の研究で得た知見は、将来、新しいがん治療法の開発に活用されるだろう」と結んでいます。
腫瘍内の血管を破壊する新しいがん治療法の開発に成功 – 金沢大学
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM