港区立高輪いきいきプラザ

2025.07.09

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海プラごみ解決のための次世代プラスチックとは?

「海のプラごみ問題」は近年、世界中で深刻なテーマになっています。なぜなら、多くのプラスチックが川や海に流出し、ゴミとして残り続けているからです。そこで、群馬大学大学院食健康科学研究科らの共同研究グループは、独自に開発した次世代型ポリ乳酸「LAHB」が深海で分解を開始することを確認したと発表しました。これは、海洋に流出したプラスチックの長期残存を低減する新たな手段となる可能性を示していると述べています。一般的にポリ乳酸(PLA)が自然界では高温高湿など特殊な条件の下でしか生分解しにくく、海洋では特に「難分解性」つまり分解しない性質があるのだとか。本研究の成果を受けて、今後は製造効率や品質の改良を行い、食品容器・包装材など海洋流出リスクの高い製品への応用を検討し、「使って捨てる」から「使って自然に還す」へと転換し、プラスチックの持続可能な利用を実現したいと結んでいます。

【プレスリリース】次世代型ポリ乳酸「LAHB」が “深海” で分解開始することを確認 ~「海プラごみ問題」解決の切り札に~ | 国立大学法人群馬大学

SM

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