港区立高輪いきいきプラザ

2025.07.09

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ウナギ資源はどう守る?

ウナギの保全を推進するために「人々がウナギをどう捉えているのか」というテーマを明らかにする研究を進めているのは、長崎大学環境科学部らの研究グループです。ウナギの個体数の減少への過小評価を改めるべきとの観点から、本研究グループは「ウナギ資源の長期的減少のもとで醸成された市民の意識」を調査研究したと述べています。その結果、次のように説明しています。「今後ウナギを食べ続けるには資源状態が心配だ」「シラスウナギの捕獲量は、近年の短いスパンだと豊漁に見える」「まだまだ世の中に出回っている蒲焼が多いから資源状況のピンチさが伝わってこない」「昔はもっと川にウナギがいたとは若い人は感じることができない」「生き物として接する機会がウナギの減少を一番感じ取りやすいのだが、失われつつある」。こうした分析結果が現在の市民の認識に反映しているといいます。本プレスリリースによると、現在日本のウナギの需要は、国産のニホンウナギだけでは賄いきれず、海外産ニホンウナギや別種のウナギで不足が補われているそうです。本研究グループは、今回の研究が国内外のウナギ保全策のさらなる推進に貢献しうることが期待されると結んでいます。

日本の人々はウナギをどう捉えている?報道内容から「市民の認識」を調査し、保全へ役立てる|長崎大学

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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