港区立高輪いきいきプラザ

2025.07.02

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食事内容と食事時間の不思議な関係

 「食べ物の形態の違いや野菜を食べる順番が食事時間に与える影響について研究を行い、実際、食べ物の形態が食事時間、咀嚼回数、咀嚼テンポに影響することを明らかにした」と発表したのは、藤田医科大学医学部臨床栄養学講座らの研究グループです。具体的に明らかになった事は、「肥満の方では万国を問わず、ファストフードの利用頻度が高い傾向があること」、そして「一口回数(口に入れる回数)や咀嚼回数を増やすだけでなく、食事の形態にも注目し、食事時間を延ばす工夫が必要なことがわかった」そうです。同じエネルギー量であれば、片手で食べられるような食事よりも、箸を使って食べる形式の食事(お弁当)を選ぶことで食事時間を長くすることができると述べています。因みに、同じカロリーの場合、ピザに比べ、ハンバーグ弁当の方が食事時間、咀嚼回数が増加したそうです。そして、ハンバーグ弁当で野菜から食べた場合、野菜を最後に食べた場合では食事時間、咀嚼回数、咀嚼テンポは変わらなかったとも。ただ、食事時間については、咀嚼回数、咀嚼テンポと関連したが、BMIとは無関係であったそうです。本研究の成果によって、「食事時間に影響を与える要因を明らかにすることは、肥満指導だけでなく栄養不良への指導にも応用できる」と結んでいます。

食事の形態が食事時間に与える影響を検証 | 藤田医科大学 - Fujita Health University

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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