港区立高輪いきいきプラザ

2025.07.02

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小麦アレルギーに朗報!

食物アレルギーによって誘発されるアナフィラキシーの原因食物として最も頻度が高いと言われている小麦アレルギー。その小麦アレルギーの症状を「薬用植物と植物乳酸菌を組み合わせて発酵された液が抑えられることを発見した」と発表したのは広島大学大学院医系科学研究科らの研究グループです。本研究では、「乳製品の製造に用いられる動物由来の乳酸菌は薬用植物エキス中で増殖できませんが、植物乳酸菌は活発に増殖できることを発見した」とのこと。そして、今回、薬用植物エキスを植物乳酸菌で発酵させることで、新たな保健機能性を調査したところ、小麦のアレルゲンである「グリアジン」に対するアレルギーを示すマウスを用いた動物実験で、アレルギー症状を低減化させるのにふさわしい、生薬エキスと使用する植物乳酸菌株との組み合わせを見出したそうです。すなわち、本発酵液は、グリアジンで誘発させた「全身性アナフィラキシー症状」を低減化させるともに、炎症性サイトカインの分泌バランスを正常化することも分かったと述べています。本研究グループは、今後「各種薬用植物と植物乳酸菌株との組み合わせ発酵を探索することを通じて、予防医学や創薬に寄与したい」と結んでいます。

【研究成果】薬用植物と植物乳酸菌を組み合わせて発酵された液が、 小麦アレルギーの症状を抑えられることを発見! | 広島大学

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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