港区立高輪いきいきプラザ

2025.06.30

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ありふれたウイルスとがん

EBウイルスというウイルスをご存じですか?風邪などを引き起こすごくありふれたウイルスですが、名古屋市立大学大学院医学研究科ウイルス学分野及び名古屋大学大学院医学系研究科ウイルス学らの共同研究グループは、世界各地から集めたEBウイルスの遺伝情報(ゲノム)を解析し、このウイルスががんを引き起こす新たな仕組みを解明した、と発表しました。具体的には、このウイルスのたった一種類が20 種類以上のがんに関わることを突き止めたそうです。因みにこのウイルスは世界人口のおよそ95%が成人までに感染するウイルスで、風邪などの症状を起こした後、生涯にわたって体内に潜伏し続けるとか。ともあれ、本研究成果はEBウイルスのゲノムに生じる変異ががん化の原因になることを明らかにしたこと、そして一部にのみがんを引き起こすことが判明したと述べています。本研究グループは、今回の研究成果から、EBウイルスが引き起こすがんの予防や治療法の開発に役立てていきたいと結んでいます。

ありふれたウイルスががんを引き起こす機構を解明!~EB ウイルスが多様ながんを起こすメカニズムを特定、治療法開発に期待~ - 名古屋大学研究成果情報

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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