2025.06.30
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AIモデルを活用し、胸部レントゲン画像から脂肪肝診断
「新たに開発されたAIモデルが高い精度で胸部レントゲン画像から脂肪肝を判別」と発表したのは、大阪公立大学大学院医学研究科らの研究チームです。当プレスリリースによると、通常脂肪肝の診断には超音波やCT、MRIなど専門的な装置による検査が必要だとか。しかし、容易に行える胸部レントゲンの画像を用いる新たな診断法の開発は、医療資源が限られた環境における脂肪肝の検出へのアクセス向上につながるというのです。実際、この研究では4,414人分の患者データを含む6,599枚の胸部レントゲン画像をAIモデルで検証。その結果、本AIモデルは高い精度を示したと述べています。因みに、脂肪肝は自覚症状が現れにくいと言われています。進行すると肝炎や肝硬変、あるいは肝がんなどの病気を発症するリスクが高まります。この病気の原因ですが、例えばお酒の飲みすぎ、肥満、メタボリックシンドロームなど。血液検査で異常が出たら、超音波検査などより専門的な検査を求められますが、そうなる前に、減量、運動、食生活の見直しなど、医師と相談して行ってください。
AIが脂肪肝を推定 -胸部レントゲン画像を使用した高精度モデルを開発-|大阪公立大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM