港区立高輪いきいきプラザ

2025.06.25

  • ニュース

急性心不全と早期心臓リハビリテーション

「心不全入院中の身体機能低下は、その後の生命予後や退院後の生活に大きな影響を及ぼすことが知られています。これまでの多くの研究は退院後約2ヶ月以上経過した慢性心不全患者を対象としたものであり、入院中からの早期心臓リハビリテーション(CR)の意義は明らかではなかった」そうです。そこで、順天堂大学大学院医学研究科循環器内科学らの研究グループは、「急性非代償性心不全」(慢性心不全が急激に悪化し、呼吸困難や体液貯留などを呈する状態)で入院した患者に対する早期心臓リハビリテーション(CR)の有効性と安全性を検討したと発表しました。具体的には、6分間歩行距離の退院時変化は早期に介入することで有意差が認められたとか。また、認知機能やQOL、歩行自己効力感(歩くことに対する自信)、退院後の日常生活や身体活動量なども改善が見られ、臨床的な意義のある効果が確認されたそうです。本研究の成果は、急性期からの早期心臓リハビリテーション(CR)が退院後の社会参加への橋渡しとして重要な役割を果たす可能性を示していると結んでいます。

「動くことが支える心不全治療」へ|ニュース&イベント|順天堂大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

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