港区立高輪いきいきプラザ

2025.06.25

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血糖値の変動の見える化とは?

血糖値の変動を「見える化」する「持続血糖測定器(CGM)」が糖尿病の治療や予防に活用されているそうです。実は、これはスマホを使ってリアルタイムで確認できる優れもの。このCGMを導入している医療機関も多いとか。41日付東京新聞の記事に教えられました。500円玉の大きさの小型センサーを腕やお腹に貼るタイプです。同記事によると「血糖値と同じ動きをする皮下のブドウ糖の値を測定。15分おきにデータを送り、利用者本人がスマホで確認できる」というのです。私たちが受ける従来の血液検査では、過去12カ月の血糖の平均値で、変動は確認できません。ご存じのように、糖尿病の治療では血糖値の変動をいかに抑えるかが重要なテーマ。「持続血糖測定器(CGM)」でリアルタイムに測れば、例えば散歩や運動でどれだけ数値が抑えられるか、逆に唐揚げやラーメンなどを食べた後の数値がどれだけあがるのか「見える化」できるというわけです。持続血糖測定器(CGM)やCGM機能付きインスリンポンプ(SAP)治療などを行っている名古屋大学糖尿病・内分泌内科学によると、「アラーム付きのCGMは、インスリン注射を使う糖尿病患者の運転時にも有効であることを実証した」そうです。ご存じのように、低血糖になると意識障害が起こり、事故につながりますが、低血糖になる前にアラームがでれば安心のはず。実際に実証実験に参加した人の多くは、「運転の自信につながった」と語っています。糖尿病患者にとって、食事や運動によって様々な対策ができて、生活習慣の改善につながるのではないでしょうか。

SM

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