2025.06.25
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音楽聴取を活用した聴覚リハビリとは?
「高音質な音響デバイスで1日1時間高音域の音楽を聴くことで、難聴者の脳が活性化し、騒がしい環境でも言葉が聞き取りやすくなる効果が確認された」と発表したのは、広島大学大学院医系科学研究科および広島大学病院の研究グループです。この研究で、「音楽聴取を活用した聴覚リハビリ」の効果を実証したと述べています。具体的には、難聴のある被験者に、1日1時間、高明瞭化音響デバイスから流れる音楽を35日間聴かせたそうです。すると、脳の聴覚中枢が活性化し、特に騒音下での言葉の聞き取り能力に有意な改善が見られたというのです。本研究グループは、「補聴器のように常時装用することが難しい方や抵抗がある方に対しても、自宅などで取り組める聴覚リハビリテーションの有効な選択肢である」と述べ、今後はその実用化に向けた開発や臨床応用の検討を進めたいと結んでいます。
【研究成果】1日1時間高音域の音楽を聴くだけで難聴者の脳が活性化し、 聞き取り能力が改善することが判明 ~新しい聴覚リハビリ手法として期待~ | 広島大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

